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起立性調節障害

めまい

起立性調節障害とは、起立時に血圧や脈動に異常が生じ、主に午前中に立ち眩みやめまい、頭痛、吐き気などの症状がみられる自律神経の病気です。
自律神経の調整がうまくいかず、起立時に身体や脳への血流バランスが悪くなると考えられています。

小学校高学年から思春期に発症しやすいと言われ、思春期の急速な身体的成長に自律神経のネットワークの発達が追い付かず、 さらに交感神経と副交感神経のバランスも悪いため、体調を崩しやすくその立て直しに時間がかかります。

6つのタイプ

血圧

①起立直後性低血圧  起立直後に強い血圧低下が起きるタイプ
②体位性頻脈症候群  起立による血圧低下はないが、心拍数が増加するタイプ
③血管迷走神経性失神 起立中に突然血圧が低下し、意識低下や意識消失発作を起こすタイプ
④遷延性起立性低血圧 起立後3~10分後に血圧が低下するタイプ
⑤過剰型反応  起立直後の血圧が著しく高くなっているタイプ
⑥脳血流低下型  起立直後の血圧・脈動に異常を認めず、脳への血流が低下するタイプ

起立性調節障害と似ている症状

起立性調節障害

●うつ病
 うつ病は夕方にかけて症状が和らぐ日内変動がある
●鉄欠乏性貧血
 体内の鉄が欠乏してくるとヘモグロビンの生産量が減り、体内の組織への酸素供給量が減る。
 それにより顔色が悪い、動機や息切れ、倦怠感、頭重感、立ちくらみ、などの症状が出て午前・午後・夜でも症状がある。
●脳脊髄液減少症
 打撲や交通事故によるむちうち症などで硬膜に損傷が生じると、硬膜が破れて髄液が洩れ、起立性頭痛、頸部痛、全身倦怠感、めまい、易疲労性、吐き気、 耳鳴り、うつといった症状が現れる。
●小児慢性疲労症候群
 疲労感、頭痛、集中力の低下、筋肉痛のほか、呼吸や循環・代謝・消化などの身体活動に支障をきたす。


季節や天候に左右される症状

春から夏にかけては、気温が上がって汗をかきやすくなると体内の水分が減少し血圧が低下します。
秋から冬は気温が下がり、交感神経が活発になり 血管が縮小して血圧が上昇するため、症状が軽快することがあります。


自律神経

晴 :交感神経優位
  血圧・血統・心拍上昇・精神興奮・高揚感、不眠、意欲の向上、分泌排泄機能低下、痛みの鈍化
曇りや雨:副交感神経優位
 意欲低下、分泌排泄機能活性化、食欲増加、消化吸収促進、心身がリラックス

※雨になりそうな日は交感神経の働きが活発になるように、エキサイティングなこと(ゲームや趣味)をしたり体を動かすことがオススメ!

参考文献

やさしくわかる子どもの起立性調節障害

小児内科准教授である医師の著書です。
起立性調節障害は小学生の20人に1人、中学生の10人に1人が発症していると考えられています。
子どもが「朝、起きられない」 理由やダラダラとしていてやる気が感じられないのはさぼりたいわけではないんです。 こういう症状で悩む子供がたくさんいることを知り、支援に役立ててほしいと願うおすすめの一冊です。