
全般的な知的発達に遅れはありませんが、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する能力のうち
特定のものに困難を示すものです。
学習障害は中枢神経系に何らかの機能障害があると考えられています。
視覚障害・聴覚障害・知的障害・情緒障害などの障害や環境的な要因が直接の原因となるものではありません。
ADHDと併発していることも多く、ADHDの30%にLD(限局性学習症)があると考えられています。

読むことの障害
文字を読むのがたどたどしい。行を読み飛ばしたり字を読み間違える。音読はできるが意味を理解するのに苦労するなど。
書くことの障害
文字が書けない。漢字を書くのに苦労する。作文がうまく書けない。板書ができない、時間がかかるなど。
計算することの障害
数字の位が理解できない。繰り上がりや繰り下がりが理解できない。九九を暗記しても計算に使えないなど。
推論することの障害
算数の応用問題や証明問題が苦手。長文読解が苦手。直接示されていないことを推測するのが苦手など。
運動することの障害
全身を連動させて運動することが苦手。団体競技が苦手。動作がゆっくりなど。
学習障害の中でも一番多くみられる特性で、音読が苦手だったり、板書ができない、問題文が理解できず人より時間がかかってしまうことがあります。
「よく似た文字が読めない」「文章を目で追うことができない」「文字がさかさまに見える」「文字がにじんで見える」など、文字の見え方に特徴があります。
~読むことに困難があるお子さんの指導~
教科書や学習プリント自体を拡大コピーしたり、隙間シートや下敷きなどを活用して文字を読みやすくしてあげると効果的です。
指導では、読むことに時間をかけるよりも、先生が問題を音読するなど、耳からの情報を上手く活用して、効率よく教えられるようにしていきます。
●えんぴつや消しゴムは使いやすいものを用意する。(鉛筆にはめるグリップ、大きな消しゴム)
●マス目の大きいノートや罫線のあるノートなどを使う
●教科書は拡大コピーし、漢字には読み仮名をつける
●授業の内容を事前に予習しておく(読んでおく、練習する)
手先が不器用で線をうまく引いたり測ったりすることができないお子さんにおすすめです。
滑り止めがついてメモリも読みやすく、厚さもしっかりあるものが使いやすいようです。
薄くて机やノートに貼りついてしまうようなタイプはおすすめできません。
読書に苦労しているお子さん、読んでいる行が戻ってしまうなどジャンプしてしまう悩みもこれで解消されるかもしれません。
目の疲れを軽減させるカラーが8色。大切なところだけに注目させたいなど、気が散りやすいお子さんにもおすすめです。
お父さん⇒自分⇒息子と三代つづく学習障害であることに気づいた著者が、なるべく多くの人に学習障害を理解してもらいたいという願いを込めて描いた温かみのある本です。
理解してもらえず育った子供時代の話や、進学できず就職するに至った経緯などは身につまされるものがあります。
LDの人にも子どもにも読みやすいようにと、すべてのページに読み仮名があり、文字も大きめです。
落語家、柳家花緑さんの自伝&対談です。自身の識字障害についての数々のエピソードが書かれていて、たくさんの苦労してきた日々や母親の在り方などにも触れていますが、とても前向きで楽しい本です。
お祖父さんも発達障害、お弟子さんも発達障害とASDやADHDの方々の話もとても参考になります。本人や家族でないとわからない苦悩ですが、とにかく前向きで明るいことが子どもの未来のためにいいのだと感じる一冊です。
視覚機能が発達段階にあるお子さんにオススメなのがビジョントレーニングです。発達の気になる子には視覚機能に問題がある場合が多く、目と身体の協働がうまくできないのではと考えています。
ビジョントレーニングを通してお子さんの発達の課題を見つけ、日々簡単な訓練を行っていくことで少しずつ問題行動がなくなっていくかもしれません。